【テトラクロロエチレンとは?】札幌そば屋から検出?体への影響は?

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JR札幌駅で社員や飲食店で使用していた地下水から基準値を超える有害物質が検出されたというショッキングなニュースが流れてきましたね。
社員も利用者も多い北海道1の主要駅の地下水に危険な物質が含まれていたとか!

そこで今回は、有害物質テトラクロロエチレンについて調べていきましょう!

地下水汚染の問題点

実は、このニュースで問題点は2つあります。
1つ目は社員や飲食店などで、この問題の基準値を超える地下水が日常用水として使われていたこと。
2点目が7月7日に水質汚染が判明し、報告がされたにも関わらず、ホーム内にある2つのそば屋に対しては10日まで連絡がいかなかったことです。
そのため、当該そば屋は、営業停止まで3日間のタイムラグがあったということ。

連絡ミスによって有害物質数値の基準値を超えた水を使ったそばが提供されてしまったということなんですね。

基準値を超える有害物質とは何?

地下水から検出されたのはテトラクロロエチレンという物質で、1L当りの水に0.01mg以下と定められている基準値を0.001mg超えていました。
実は札幌では以前からもこの物質が地下水から検出されているため、井戸水を使う家庭や施設に対しては、札幌市の公式HPなどでも注意が喚起されていたようです。

このテトラクロロエチレンは、油をよく溶かす性質から、機械部品などの金属製工業製品の洗浄目的で利用されていました。
同じく皮脂汚れをよく落とすことから、ドライクリーニングの洗浄剤としても活用されています。
性質として、粘性が低いので流れてしまいやすく、土壌を通り抜け、地下水へと染み込んでしまいます。
水では溶けませんので、そのまま残ってしまい、地下水にのって広範囲にまで広がってしまうのです。

発揮性があり、酸化剤によって分解が可能である性質を利用した浄化技術は、すでに確立しています。

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人体への影響は?

テトラクロロエチレンは、蒸気に強い麻酔性があり、中枢神経、呼吸器、肝臓や腎臓障害を起こす恐れがあると言われています。
低濃度では頭痛、おう吐、めまいなどの神経系への影響が現れます。
経口、呼吸、皮膚から吸収されます。国際がん研究機関では、「おそらく発がん性がある」に分類しています。恐ろしいですね…

これらのことから、テトラクロロエチレンを使用するクリーニング店に対して、厚生労働省や各自治体や労働局からは注意が呼びかけられています。
ちなみに健康被害があることから、ドライクリーニングの溶剤としての利用料は減ってきているようです。

そんな危険性の高い物質ですが、札幌市内だけでなく、わりと頻繁に土壌汚染の原因物質として他の都道府県でも登場します。
なぜなら、最近まで廃棄規制がなかったためです。
今でこそ土壌汚染対策法では特定有害物質として指定されていますが、それまでは杜撰な廃棄方法で良かったのです。

水質汚染の基準値の考え方

環境庁によると、環境基準とは、人の健康等を維持するための最低限度ではなく、より積極的に維持されることが望ましい目標として設定されています。
水質汚染については、一生涯を70年間と想定し、70年間で1日2リットル、その水を摂取した場合、健康に対して有害な影響がない濃度を基準値として設定されています。
また発がん物質などのリスクが確認されている物質の場合、リクス増分が10万分の1となるレベルで数値が設定されています。
そのため、今回にように数値を超えている水を飲んだからと言って、急に体調不良になるわけではありません。

まとめ

今回の量では、すぐに人体への影響が出るということは考えにくいようです。
しかし具合が悪くならないなら大丈夫という考えは短絡的です。
各自で健康についての関心をしっかりと持つことが大切!

そして、与える影響が大きく使用者が多い、大企業や施設こそ「報告・連絡・相談」のほうれんそうを徹底していただきたいですね!

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